☆ フローラの部屋 ショートストーリー ☆
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《フローラの1日 〜朝シャンはメイドのエチケット〜》

フローラ「あ〜たぁ〜らしぃ〜、朝なのだ〜、美ぃ貌ぉ〜も…♪」

 カン、カラ…キュルッ…。
 サァーーッ…。

 ニコニコ顔で鼻歌を口ずさみながら、フローラがシャワーの蛇口を捻ると、シャワーのお湯は軽やかな水音を跳ねながら、フローラの白い肌の上に舞い降り始めた。
 無数の水滴は肌に心地良く、小さななだらかな胸から薄く茂った股間を撫でるように滑り落ち、慌ただしく排水溝の中へと消えていく。
 湯煙が狭い浴室に昇り立ち、窓から差し込む緩やかな朝陽を薄らと浮き立たせていた。

フローラ「んっふふ〜ん、気っ持ちいい〜♪」

 止めどなく流れ出るシャワーの下、フローラはクルリとひるがえってみせた。
 身体にまとわりついたいくつもの水滴が、フローラを抱きすくめるようにして螺旋を描く。
 まだ朝早い静かな住宅街の一角で、フローラの立てる水音だけが小さく響いていた。

フローラ「このひとときが、サイコーなのよねぇ…」

 フローラはうっとりと目を閉じると、両手を広げてシャワーの流れの中に身を任せる。

 そうすると、流れ落ちる水滴の一粒一粒の動きが敏感に感じられてなお心地良いのだ。

 がららっ

俊夫「わぁ〜い、フローラさぁ〜ん♪」

フローラ「…なっ!!」

俊夫「今日も朝シャンかい? 僕も僕も〜」

フローラ「な、なによアンタ! いきなり…!」

 一人っきりの幸せな空間の中に、突如として現れた全裸の闖入者は、驚き慌てふためくフローラの様子に構うことなく、後ろからその小さな白い身体を抱きすくめた。
 そして陶酔したような表情で、フローラの頬にすりすりと頬ずりをし始める。

俊夫「う〜ん、フローラさ〜ん…ちっちゃいのにぷにぷにしてて、気持ちいい〜」

フローラ「ちょっと、バカ俊夫! やめなさいよ!」

俊夫「大きい声出しちゃダメだよ、フローラさん。みんなが起きちゃうよ」

フローラ「何言ってんのよ! …って、あっ!」

 やおら俊夫は、腕の中から逃れようとするフローラの胸と股間に手を伸ばしたのだ。
 その動きに敏感に反応したフローラは思わず声をあげ、ピクンと身体を仰け反らせた。

フローラ「ちょっと、アンタ…ぅっ…」

 戸惑うフローラに構うことなく、俊夫はその手でフローラを愛撫し始める。
 フローラの小さな乳房に添えた手は、フニフニと柔らかな肌を揉み上げてはクニクニと淡く色づく乳首をこね上げる。
 同時に股間に添えた指先で、割れ目をなぞるようにして愛撫する。

俊夫「ついさっきねぇ、目が覚めちゃってさ…」

フローラ「それがどうしたっていうのよ! あ…んっ…」

俊夫「時計を見たらさ、フローラさんがいつも朝シャンする時間だなぁって」

フローラ「だからって…はぁ、っ!…わざわざ来なく、て、も…ン、ぅぅん!」

俊夫「それはほら、もとはと言えば、フローラさんが決まった時間にシャワーを浴びるからいけないんだよ」

フローラ「朝シャンはメイドのエチケットでしょ! 当然よ!」

俊夫「そうなの? 知らないなぁ…それってまた、魔王界の常識?」

フローラ「そうじゃなくて! って、あ!…あぁぁぁ、ン…」

 俊夫に乳首をつねり上げられて、フローラが切なげな鳴き声を上げる。弓なりにしならせた身体は、小刻みに震え始めていた。

俊夫「ねえねえ、フローラさん…ほら」

 甘えたような声を出しながら、俊夫はフローラのお尻の間にすでに固くなった怒張を擦りつけた。

フローラ「やんっ…あ、熱ぅい…」

俊夫「ね、分かるでしょ? 朝だから仕方ないんだけど、フローラさんがシャワー浴びてる姿を想像しちゃうとさ、我慢できなくなっちゃったんだよね…」

フローラ「あ、ン……ば、バカぁ…」

俊夫「フローラさんなら、鎮めてくれるって思ったんだけど…」

フローラ「ふぁ、あ…ふぅ、ン! はぁ…あ、朝から、そんな気に…ひゃん!」

俊夫「ウソウソ〜。もう感じちゃって、我慢できないでしょ?」

フローラ「そんな! あ…」

俊夫「ほらほら…」

 未だに抵抗の素振りを見せるフローラに、俊夫はクスリと微笑むと、フローラの赤く染まった耳たぶを甘噛みした。フローラはくすぐったそうに身をすくめたが、俊夫の腕の中から逃れられるはずもない。
 俊夫は耳たぶを執拗になめ上げては、時折、うなじを優しく吸い上げていく。
 その間も、乳房と秘裂への愛撫の手は止めない。どれほどの時間もなく、俊夫の指先の間でフローラの乳首は固くしこってしまっていた。そして口を閉ざしていたはずの花弁も充血して、緩く口を開け始めている。

俊夫「気持ちいい? 気持ちいいよね?」

フローラ「やだぁ、もう…」

俊夫「フローラさんの一番気持ちいいところ、触って欲しいよね?」

フローラ「そんなこと、聞かなくったって…あ…ああっ!」

 強がるフローラの言葉を遮るようにして、俊夫の指先が花弁を掻き分け、フローラの中へと進入し始める。そして第一関節ほど埋もれたところで、俊夫は小刻みに指先を震わせ始めた。

フローラ「あ、はぁあッ! ん、くぅぅ…!」

 俊夫の指先の動きに合わせて、シャワーの水がピチャピチャと飛沫となって弾け飛ぶ。

俊夫「フローラさん、濡れてるね」

フローラ「しゃ、シャワーの水よぉ!」

俊夫「そんなことないよ…」

 言いながら、俊夫はキュッとシャワーの水を止めた。

俊夫「ほぉら、こうするとよく分かるよね」

フローラ「くぁぁ…」

 どこか観念したような吐息を漏らしながら、フローラはガックリと項垂れた。小さな細い肩は大きく弾み、足腰は自力では立っていられないほどに脱力し始めていた。

フローラ「いや…こんな…はゥ、ん…!」

 泣き声めいた声は言葉にならず、ただ俊夫の愛撫に敏感に反応するだけだった。

俊夫「んふふ、可ぁ愛い〜。素直なフローラさんが、好きだよ。でもさ…」

フローラ「ウゥン! ふ、ふぁ…あ! ん…やぁん…」

俊夫「ホントは、もっと奥に欲しいんだよね?」

フローラ「…やぁん……そんなこと…そんなことないもん…」

俊夫「ねえ、言ってよ。もっと奥にちょうだいって」

 俊夫の言葉に、フローラはフルフルと首を横に振った。
 しかしフローラは確実に快感の高みへと押し上げられている。
 それが証拠に切なげな表情になるその顔はわずかに上気して、桜色に染まっていた。そして緩く開けた口元には、シャワーのものでない涎が顎を伝い落ち始めていた。

フローラ「はあぁ、あぁ…はぅ……ン! はぁぁ、あ…ん、ぅん! はゥン! ふあ!」

俊夫「なぁんだ、ここでも気持ちいいんだね。ふぅん…フローラさんの新しいところ、発見しちゃったな」

フローラ「ば、バカぁ…あ…あ!」

俊夫「んん〜〜、気持ちいい顔のフローラさんて、可愛いよぉ〜」

 強がってみせるフローラだが、それは俊夫の欲情を心地よく煽るだけだった。
 俊夫は突き入れていた指を一旦引き抜くと、フローラの腰を抱え上げ、再度後ろからフローラの秘裂の間に指先をねじ込んだ。

フローラ「ぁふ、ぅぅンっ…!」

 肉壺をグルリとなで上げるようにして指の根元までフローラの中に潜り込ませると、愛液で満たされた肉壺の中を激しく掻き混ぜ始めた。

フローラ「あん! あん! はぁン! あ!…やだ、激しい…激しすぎるの…!」

 言葉とは裏腹に、フローラは俊夫の指を貪るように締め上げて、ピクンピクンと可愛い小さなお尻を小刻みに跳ね上げていく。

フローラ「そんなにしたら、壊れちゃう〜〜!」

 目に涙を滲ませながら切なげに喘ぐフローラだが、俊夫の手の動きは衰えることなくさらにその激しさを増していく。
 フローラの中から溢れ出る愛液は量を増し、ジュプジュプと大きな水音を立てて浴室に反響する。
 今はもう、どうしようもなく膨らんでいく快感に、フローラは抗うことなく身を委ねるしかなかった。

俊夫「フローラさんすごいね…もう、中はグショグショだよ…」

フローラ「あぁん!…イイの! 気持ちいいのぉ!…」

俊夫「…もっと、大きくて熱いのが欲しくなった?」

フローラ「うん…うん!」

俊夫「じゃあ言って。僕のが欲しいって」

フローラ「俊夫の熱くて固いのをちょうだい…! お願いだから…あ!」

 切なげなフローラの言葉を聞き終えると同時に、俊夫は激しく掻き混ぜていた指を引き抜いた。
 クプリと溢れ出た愛液が、俊夫の指先から糸を引いて流れ落ちる。
 その愛液を素早く怒張の先に塗りつけると、俊夫はツプリとフローラの秘裂に怒張をあてがった。

俊夫「じゃあ入れちゃうよ、フローラさん」

フローラ「きて…きて……早く、早くぅ…」

 うわごとのように呟きながら、フローラは小さく腰をくねらせた。
 怒張の先をついばんでいる花弁がヒクヒクと蠢いて、熱い肉棒を自らの奥へと飲み込もうとしているかのようだった。
 しかし俊夫は、がっちりとフローラのお尻を押さえ込み、それを許さない。

俊夫「んふふ、エッチだなぁ、フローラさんは」

フローラ「熱いのが欲しいの…ねえ、意地悪しないでよ…」

俊夫「さっきまであんなに嫌がってたのに」

フローラ「お願い、お願い…俊夫ぉ…」

 お尻を突き出そうとするフローラを嘲笑うかのように、俊夫は両手でフローラを押さえつけたまま挿入を焦らし続けていた。
 すると快感の疼きに耐えかねたフローラが、哀願するような眼差しで俊夫の方を振り返る。

フローラ「俊夫が欲しいの…熱くて固くて大きい俊夫が…ねえ、お願いだから…」

俊夫「もちろん、あげるよ…メチャクチャにしてあげるよ」

フローラ「激しくして…アタシが壊れちゃうぐらい……あ…!」

 フローラの言葉が終わらないうちに、俊夫はグイッと腰を突き動かした。
 一瞬にして、怒張がフローラの中に埋もれていく。

フローラ「ああ…は、入ってくるぅ…あ、熱いのが…」

俊夫「すごい、あ…うん、くっ…」

 ゆっくりと進入してくる俊夫の怒張を、フローラが確かめるようにしてギュウッと締め上げる。
 それは俊夫に得も言われぬ快感を与え、膨れあがる欲情をさらに煽り立てた。

俊夫「はっ、はぁっ、はっ…うっ、ん…」

フローラ「ん! ぁン! ん! ひゃぅ! はぁ!…」

 フローラに締め上げられた俊夫は、体中を駆けめぐる快感に突き動かされるようにして、大きく腰を動かし始めた。
 ジュプジュプと肉棒が肉壺を掻き混ぜる卑猥な音がこだまして、溢れ出る愛液が飛沫となって弾け飛ぶ。

俊夫「(う、うわぁ、参ったな…すぐにでも……ウっ……で…出ちゃいそうだ…!)」

フローラ「ああ! イイの! とっても! はぁぁ! うン!」

 俊夫が突き上げる腰の動きに合わせて、怒張をさらに奥まで引き込もうとするかのように、フローラが腰を跳ね上げる。
 うねった厚い肉壁は俊夫の怒張を擦り上げ、目もくらむような快感を俊夫の脳髄にまで叩きつけてくる。

俊夫「あ! くぅ!! は!」

フローラ「はん! あ! あ! ン! ふぁ、ふあぁぁ! あ!…もっと、もっと! アタシを突き上げてぇ!」

俊夫「うっ! あっ…」

 グイグイと締め上げてくるフローラの肉壺に、俊夫は何も考えられないほどに余裕を無くしていた。
 フローラの喘ぎ声も肉棒に絡む水音も、その耳の奥には届かない。
 ただ快感だけが俊夫を突き動かし、次第にそのスピードを上げさせた。

フローラ「あああぁ! んんっ!」

 ぱんぱんぱんぱんっ!

 フローラのお尻が俊夫の下腹部に当たって弾ける音がリズム良く、浴室内にこだまする。

フローラ「もっと、激しくゥ〜! ああ、ン! イイの…!」

 背中を弓なりに反らせて、フローラがあられもない声でむせび泣く。

フローラ「壊れちゃう! 壊れちゃうぅ〜!」

 フローラの手が腰を支える俊夫の手を求めるかのようにフワフワと揺れ動く。

フローラ「俊夫…! ああ、す、すごいの…! んん! あ! あ! ふぁ! ぁ!」

俊夫「うあ…あ! ああ! クッ!」

 一気に高まる射精感の中、俊夫は歯を食いしばって激しく腰を振った!

俊夫「出る…! 出る! も、もう…!」

フローラ「ダメ! もっと…あ! もっと激しくぅ!!」

俊夫「うっ……そ、そんなこと言っても!」

フローラ「気持ちいいの! 気持ちいいから…もっとアタシをメチャクチャにしてぇぇっ!」

俊夫「っ!! うわああああっ!」

 頭の中が真っ白に弾け飛ぶほどの快感の中、俊夫はガクガクと腰を震わせると、フローラの中にその欲情の全てをほとばしらせた!

 ビュククッ、びゅるっ!

フローラ「あ……」

俊夫「くぁあぁぁぁ…あ……」

 心地良い解放感の中、俊夫はフローラの背中に倒れ込むようにして覆い被さった。

俊夫「す、すご〜い…はあぁぁぁ〜…」

 大きく肩を弾ませて、熱い吐息と共に思わず呟く俊夫。
 だが…。

フローラ「ちょ、ちょっとぉ…」

 頬を真っ赤に紅潮させ、目に大きな涙の粒を浮かべたフローラが、戸惑ったような眼差しを俊夫に向ける。

俊夫「やぁ、やっぱりすごいねぇ、フローラさんは。もうサイコー…」

フローラ「…アタシ、まだイッてないんだけど?」

俊夫「ああ…うん、ごめんね」

フローラ「ごめんね、って…そんなあっさり…」

俊夫「だってさ〜、快楽香が無いと、フローラさんには敵わないよ」

フローラ「っ!! 自分から誘っといて、そんなこと言う!?」

俊夫「だってホントだもん」

 にこやかにそう言うと、俊夫はズルリと怒張を引き抜いた。

フローラ「あっ、ちょっと!!」

俊夫「あ〜、スッキリした♪ さぁて、僕はもう一眠りしちゃおうっと」

フローラ「ま、待ちなさいよ! まだそんなに元気なのに、もうやめちゃうワケ!?」

俊夫「じゃあねぇ」

 がららっ、バタン!

フローラ「……ちょ、ちょっと…俊夫?」

 快感のもたらす脱力感からその場にへたり込むフローラを置いて、俊夫はさっさと風呂場をあとにしてしまった。
 これにはさすがのフローラも呆気にとられるしかなかった。
 窓から差し込む柔らかな朝陽の中、浴室は穏やかな静けさが広がっていた。

フローラ「…まったくもう! バカ俊夫! 『メチャクチャにしてあげる』とか言ってたくせに…!」

 怒りの握り拳を作ってみせるフローラだったが、火照った身体と物足りなさに疼く秘部のせいで、イマイチ迫力に欠けていた。

フローラ「快楽香が無いとアタシをイカせられないですって? 冗談じゃないわよ!」

 フローラはプンスカ怒りながらもヨタヨタと立ち上がると、キュッとシャワーの蛇口を捻った。
 勢いよく飛び出してくる水滴が、敏感になったままの肌を心地よく刺激しながら伝い落ちていく。
 だがそれも、絶頂に達せなかった物足りなさを煽るだけだった。

フローラ「自分の力で気持ちよくできないんだったら、はじめから…!」

 呟きながら、思わずそっと、だらしなく開いた花弁に手を当てる。

フローラ「っ……」

 指先が花弁に触れると、自分でも不思議なくらいに、それを自分の中に入れたい気分でいっぱいになってしまう。

フローラ「……はじめから、その気で快楽香を持って来なさいっての」

 そんな自分の呟きに、思わず俯いて頬を染めるフローラだった。

 …フローラの朝には、時々こんな事が起きる…。(つづく)


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